振り返り投稿 先月、浅田恵子さん主催の、林業親子体験に参加させて頂きました。場所は伊豆天城、講師は天城農林さん。森の見学と、実際の伐採の体験も娘たちにさせてもらいました。男の子たち4人と、女の子たち、計4人の子供たち合計8人、1本の桧を切り倒す作業を経験させてもらいました。通常は機械ですが、手作業で行うととても大変な作業で、1本の木を切り倒す大変さと(昔の人たちはすごい!)木が伐採され倒れていく時の、切り裂くような森に響く音が心に響き、普段現場で身近にある材料ですが、大切に使わなければと深く思いました。
そして林業で重要な仕事のひとつの間伐についてなど教えてもらいました。
混みいって成長した木々を間引くことで、林内に陽射しが入り、樹木が健全に成長します。それに加え、木々の足もとの植物の育成にも働きかけ、土壌流出、災害の防止にもなり、山や、下流地域の環境が保たれることに繋がるそうです。地域全体で考えていくことなのだと思いました。
間伐材は建築資材の
A材として活用されるのは1割にも満たず
B材という、合板材になるものが3割、
C材(虫食い、細い材料)は、バイオマス燃料やチップ等、に姿を変え、活用されます。
天城は主に杉、桧が多いそうですが、広葉樹も多いそうで、切り出す際に考慮しながら作業が必要になるのと、降雨量が多い地域、傾斜のある沢の地域等で、黒芯材と言われる特性を持った材料もあります。
B材でも、真っ直ぐな綺麗な材もあり、合板になるだけでは勿体ない気持ちにもなります。しかし生産、流通にも様々な事情があり、もちろんどんな形でも活用出来ることは良い事ですが、地域の材料がリアルに目に見える形で、次世代を担うこどもたちにも理解されながら、使われていったら良いなと思います。
貴重な体験をありがとうございました!
リフォーム等でも、天城材の本棚製作や、お子さんの勉強ワークスペース等にもっと活用していきたいです。来年今頃は娘が高校受験…学習意欲の湧きでる机が作れたらなあ…