水廻り箇所改修中の現場にて、床下地モルタルと、DIYでお施主様工事の壁の下地調整してもらいました。そのまま仕上で良いくらいに綺麗です。職人さん、旅館の仕事等多いそうで、最近では壁等ビニルクロスの仕上が多いですが、やっぱり手仕事の、その家だけのオリジナルの風合いの左官仕事が好きです。コテさばきの作業はずっと見ていても飽きないです。とても簡単そうにサッと作業しているように見えるのですが、いざ自分でやると全く上手く出来ないもので、、建築作業全般においてそうですが、簡単そうに見えて実はそこに至るまでの積み重ねの、熟練の技術の結晶なんだなと思います。
↓昔の左官下地の穴あきのラスボード、昭和20年代〜40年頃使われていたそうですが、職人さん曰く穴のゴミが出るから無くなったとかで、現在の凹みのあるラスボードになったそうで、材料の歴史の変遷を感じます。
石膏ボード、自分で運びますと、とても重たい。。←壁のボード1枚14Kg(畳1畳サイズ)例えば家1件で130枚使うとしますと、1820Kg!もちろん防火性や性能は高い素材で、広く一般的に使われていますが、一方リサイクル♻️等に関して、色々と難しいことも多い素材ではあります。使う素材のその後の行き先、未来も考えて素材選びをしていきたいです。