敷地内の既存建物との兼ね合いで伐採せざるをえなかったハナミズキの木、その木が立っていたちょうど同じ場所あたりに新しい住まいの玄関ホールが位置し、そのハナミズキの枝を、リビング入口引手に加工させて頂きました。新しい建物を見守ってくれるように、思います。
母屋との位置関係など、最適な場所を、何度か打合せさせて頂きながら、計画を進めさせて頂きました。
洗い出し仕上げの玄関土間は、お子様の思い出の綺麗な石を敷きました。
キッチンは対面キッチン・壁付けキッチン等色々な計画のなか、空間を広く使いつつ、リビングに背を向けず、キッチンに向かうと横向きでリビングと接するレイアウトとなりました。
ダイニングは丸テーブルを置かれていまして、お子様のご帰宅後の宿題の見守り・キッチンのお手伝いなどもスムーズに行える、理想的な配置になっております。
敷地の全体計画から工事竣工まで約一年半、お施主様ご家族様との打合せを通しまして、ご家族皆さまが心地よく、楽しく、あたたかく集う場所になるよう考えさせて頂きました。